2014年8月5日火曜日

電車騒音でみなと保健所と懇談


                                5月に港保健所が調査した神宮前南・秋葉地下道付近の電車騒音の調査結果が出ました。 名古屋市では5年に1回在来線の騒音、振動の調査をおこなっていますが、今回依頼した場所はその対象になっていないところで初めて調査です。昼間の等価騒音レベルは67デシベル、最大騒音レベルは83デシベルです。
 平成23年におこなわれた在来線の騒音データ-を見てみると、最大騒音の平均値77デシベル、高かった地点は①西区枇杷島の名鉄名古屋線鉄橋地点、②同じく枇杷島のJR東海道本線、③守山区のJR中央本線、④南区浜田町の名古屋臨海鉄道東港線でいずれも85デシベルを超えてます。
「在来鉄道の新設または大規模改良に際しての騒音対策の指針」というものが出されていますが、この対象となるものは平成7年12月20日以降に工事の認可申請がおこなわれたものだけで、等価騒音レベルは昼間で60デシベル以下、夜間は55デシベル以下とするとあります。対象路線はあおなみ線、リニモ、名鉄常滑線の大江~名和、名鉄瀬戸線の小幡~大森・金城学園、名鉄名古屋線の戸田~近鉄八田だけです。その結果、あおなみ線では等価騒音レベルは44~46デシベル、最大騒音レベルは63~66デシベルです。
 今回の結果は市から名鉄本社に伝えられますが、指導はありません。なぜなら騒音対策の指針が、従来からある鉄道には適用されないからです。そうはいっても鉄道沿線の住民が騒音に悩まされている状況を放置していていいのだろうか。名鉄電車は本当に便利になり、私たち利用者は助かっています。私なんかは名古屋駅に行くときに時刻表を調べたことがありません。1分~3分ほどで次々と電車があるからです。こうして利用者にとって便利な鉄道が沿線住民の静かな暮らしを奪っていることについて対策を取らなければならないと思います。今回の結果をもって町内会長とも相談してすすめていこうと考えています。