2014年2月8日土曜日

リニア新幹線9兆円、今必要なのか


今日は名古屋でも大雪、午前中は雪の中、「こんな天気なら家にいるだろう」と思い、なかなか会えない方の集金兼ねて買い物に出かけました。あいにく相手の方は留守でした。

午後は日本共産党名古屋市議団主催の「名古屋のまちづくりと構想とリニア新幹線の学習会に参加。雪の中、たくさんの方が参加されていました。

 はじめに日本共産党政策委員会の寺沢亜志也さんから「ここがおかしい リニア中央新幹線計画の問題点」と題して講演。この計画は9兆円全額JR東海が支出ということで国会での審議はなし。国民的な議論もなしです。1月のおこなわれた名古屋市主催の環境影響についての懇談会ではJR東海は出席しませんでした。そこで出された意見は、本当に必要なのか。住宅の下を線路が通ることを住民は承知しているのか。地震などの災害の時は安心して避難できるのか。など、不安や疑問の声がほとんどだったそうです。
 山口市会議員からは「名古屋市時期総合計画」では2017年頃から人口が減少していくと報告されている中で2027年リニア新幹線開業予定。
 JR東海が全額支出するというが、都市再生の名で名古屋駅周辺の再開発促進を狙い、巨額な税金投入がおこなわれ、名古屋駅前の一極集中が進むというアンバランスなまちづくりが進められようとしている。さらに「低炭素都市2050なごや戦略」ではCo2を2050年までに8割削減しようという計画。里山・生物多様性・水環境プランで木曽三川上流の環境保全が出来るのか。など、問題点も報告がありました。
会場からは「この不景気が続く中で巨額の資金をかけて環境破壊しているように思う」「テレビで見ると山梨県の実験線は外を走っている様子が映し出せれているが、どれだけ地上を走るのか」「南アルプスの下を通るなんて,可能なのか」「工事の時出る残土の処理はどう計画されているのか」「本当に2027年開業できるのか、科学者の雑誌で、ある科学者が「不可能」と指摘している」などなど、会場からの発言は次々と続きました。今からでもリニア新幹線計画の検討が必要ではないでしょうか。