2012年7月6日金曜日

省庁交渉 熱田区での要求交流集会

昨日いただいたひまわりの切り絵
省庁交渉に出かけました。午前中は介護保険の改訂によって現場のアンケートの結果を持っての交渉です。この制度が始まって、いかに欠陥だらけで小手先の改訂で済ませようとしているように思えます。新しい家事援助の時間の45分への短縮によっての現場の混乱や国の負担割合の削減での影響もおおきく生まれています。介護保険の基本的考えは「助け合いの制度」という回答で憲法に保障された25条に基づいていないというのがよくわかりました。介護保険制度の導入で介護職を希望し就職した人たちが、生涯の仕事として誇りをもって続けたいと持っても仕事の内容に見合った給与が保障されていないことから辞める人がたくさんいること。これでは介護保険制度そのものが維持できなくなったり、さらに利用者の負担が増えていくのではないかと心配です。国が自信を持ってこの制度を続けるなら、介護職員の待遇もしっかりと考えるべきだと思います。
 午後は居所不明児童についての懇談です。2011年1191人の居所不明児童の数が発表され、愛知は272人と一番多い数です。この背景には親の働き方や貧困。DVや借金の問題もあります。子どもの育ちについて学校、保育園、幼稚園、児童相談所、DV相談センター、警察、民生、児童委員、医療機関などの連携が必要ですがそれがなかなか進まず、やっと具体的調査が行われたということです。
子どもの健やかな育ちを保証するためにも対策が急がれます。
夕方は何人かの人は残り反原発集会に参加すると言っていましたが、私は熱田区での要求集会があったので帰りました。
夜の熱田区での要求集会では反原発の国民のたたかいを通じていま立ちあがって行動する人たちが広がりの世論で政府を追い詰めている、これに確信を持って運動を広げていきたいと発言をしました。そのあと、民商の方から「消費税増税でますます商品価格に消費税が添加できない業者が増え消費税を払えなくなり廃業に追い込まれる。何としても消費税増税はストップさせよう」と。介護や保育の現場からの問題とその改善のために力を合わせようと発言がありました。