2014年9月19日金曜日

辺野古新基地の現状

 18日夕方、みなと医療生協九条の会主催で「辺野古新基地の現状につて」の学習会があり参加しました。すこし遅れて会場に行くと、辺野古で抗議行動をしているみなさんの姿をDVDで紹介していました。防衛省が設置した波型鉄板が大きく映し出されています。「ここは公道だ。私たちが通行できなくなる。もしこの上でこけでもしたら大けがをする。将棋倒しのようなことがおきれば下の者は死んでしまう。こんな危険なものはすぐに撤去してください。」という言葉。防衛省や警察官は聞く耳を持ちません。何のために設置したのかその説明もまともにできません。住民のみなさんは、ベニヤ版を上にしき、ブルーシートをかぶせて安全対策をおこないました。沖縄では80%以上の県民が新基地建設に反対しているにも関わらず、政府、防衛省は辺野古のボーリン調査を強行し、秋以降に埋め立て工事を実施する計画だと。
名護市民、 沖縄県民は何故新基地に反対するのか。◎「集団的自衛権」閣議決定の日、新基地建設に着手。沖縄戦の記憶が残る沖縄では戦争の危険性を実感できる。子どもや孫の未来を守るために命がけで訴えている。その思いは若い世代にも引き継いでいる。命どぅ宝の教え。◎復帰後も続いている米兵の巨悪な犯罪、騒音、墜落事件など我慢の限界◎辺野古は普天間の移設ではなく、最新鋭の出撃基地となる。◎ヤンバルの自然体系が壊れる。
 私は質問で「ヤンバルの自然は貴重なもの。外来種が入ってこないようにと島の人たちはあらゆる手立てで守っている。そんなところに、日本国中のいろんな地域の土を持ってきて埋め立てすると、その自然はどうなっていくのか、政府はそこまでちゃんと考えているのか」と聞いたところ、「政府は環境影響調査もおこなっていない。自然保護団体からもおおきな反対の声が出ています」と話されました。貴重な自然を壊し、国民の平和の中での暮らす権利・生存権まで脅かして、アメリカ言いなりで新基地建設をすすめる政府に大きないきどおりを感じます。
 沖縄では11月9日投票で知事選挙がおこなわれます。「平和、誇りある豊かさを!ひやみかち うまんちゅの会」が選挙母体となって翁長雄志氏を知事にしようと運動が広がっています。その知事選挙の応援に行こうと呼びかけもあり、カンパの訴えもおこなわれました。